アメリカが利上げすると世界にどんな影響があるのか?米国利上げ後の世界

今年(2015年)に入ってからニュースや新聞では、「アメリカの利上げ」に関する報道を目にしないことがないくらい、米利上げが注目されています。

どのニュースも利上げ時期について論じていますが、私が気になるのは、「アメリカが利上げすると世界にどんな影響があるのか?」ということです。

全てを予測することはできませんが、アメリカの政策金利が上がることによる影響を考えてみたいと思います。

アメリカにお金が集まってきて、ドル高円安になる。

利上げするということは、金利が上がるということです。

今まで2%しか利息がつかなかったのに、急に3〜4%と利息が付くにようになったら、世界中のマネーはアメリカ以外からアメリカに集まってきます。

その結果、米ドルが人気になり、ドル高になります。

ドル高になった結果、円安になります。

利上げが続いたら、1ドル130円といった円安になる可能性もゼロではありません。

アメリカの株価が下がり、その影響を受けて、日本の株価も下がる

利上げするということは、アメリカの企業にとってみれば、お金を借りる時の金利も増えるということです。それはつまり、返済額も増えるということです。(住宅ローンで考えると分かりやすいと思います。)

同時に、アメリカ企業からしてみると、返済額が増えるので、今までのように銀行からお金を借りづらくなるということです。

その結果、アメリカ企業の業績が落ち、米国市場の株価が落ちる可能性があります。

米国市場下落の影響を受け、日本株も落ちる可能性があります。

ただし、株価は様々な要素や思惑によって成り立っているので、「実際にどうなるかはなかなか予想できない」というところが正直なところです。

また、利上げできるということは、景気が良いということです。(景気が良くないと金利は上げられないので)

そのため、好景気を背景に株価が上がるという展開も考えれます。ただし、上がり続ける株価は考えられないので、利上げ回数が進むにつれて、株価がドーンと下がることも頭の片隅に入れておきたいところです。

新興国の景気は悪くなる

2008円のリーマンショック後、アメリカが金利を低くしていたことで恩恵を受けていたのは新興国です。

アメリカにお金を置いても、たいして利息が付かないので、そのマネーは金利が高い新興国に流れていました。

しかし、アメリカが利上げすれば(アメリカの金利が高くなれば)、新興国に流れていたマネーがアメリカに戻ってきます。

その結果、新興国の株や不動産が下がり、企業の業績も下がり、会社をクビになる人が増え、新興国が不景気になる可能性があります。

ちなみに、日本から見た新興国は東南アジアなどですが、アメリカから見た最初の新興国はメキシコです。

米国債券が下落する

これはほぼ間違いないのですが、アメリカが利上げすれば、米国債券の価格は下がります。

金利と債券価格は逆相関で、金利が上がれば債券価格は下がり、金利が下がれば債券は上がる関係にあるからです。

米国債券にすでに投資している人は、利上げする前に(債券価格が下がる前に)売った方がいいということです。

他にも様々な影響があるかもしれませんが、上記のような影響を頭の片隅に置きながら、投資戦略を考える必要があります。